1歳の誕生日で行う代表的なものに「一升餅」と「選び取り」があります。
「1歳の誕生日に両方やる必要はあるのか」、「悔いは残したくないがみんなやっているの」と疑問に思う方は多いのではないでしょうか?
いざお祝いだと思っても、「何を用意したら良いかわからない」という方も多いと思います。
私自身、子どもの誕生日当日まで特に何も考えず何も準備をしていませんでした。
当日になりいきなり「やらないと後悔するかな」と不安になり用意した為、かなりバタバタになりましたがどちらもやることができました。
結論、やるかどうかは親の気持ち次第です。
「やらないと後悔するかも」、「思い出を一つでも多く残したい」という思いが少しでもある方は、事前に準備しておくことをオススメします!
※私のように当日に決めるでも間に合うかもしれませんが、結構大変でした。
せっかくやるなら余裕をもって楽しんでほしいです。
準備のポイントなどをご紹介します。
是非参考にしてみてください。
準備と当日の流れ
✓準備するもの
- 「一升餅」で使用するお餅
(お餅を包んで背負う袋も用意) - 「選び取り」で使用するもの
(実物かカード) - ケーキ
- プレゼント
✓誕生日当日
「一升餅」を行ってから「選び取り」をするのが一般的な流れです。
※厳密に決まりはない為、好きな方から行いましょう。
全て動画に撮っておくことをオススメします!
話だけではなく、実際の映像があると大きくなってからの話題にもなります。
なるべく家族全員が写る場面も作りましょう。後から見返すとほっこりします。
一升餅とは
一升餅とは、一升のもち米から作られた丸餅を使用し「子どもの健やかな成長を祈る」儀式です。
“一升”と“一生”がかかっていて、「一生食べ物に困らないように」「一生健康に過ごせるように」「一生円満に過ごせるように」という願いが込められています。
風呂敷に包んで斜めに背負わせたり、リュックに入れて背負わせたりします。
和菓子屋やネットで購入することができます。
※お餅とセットでリュックなど袋がもらえる所もあります。
重さは約2㎏で、子どもにとってはかなりの重さになる為、立てない子や嫌がって泣きだす子も多いです。
転んでも泣いても、縁起が良い喜ばしいことと言われています。
- 立ち上がれたら
「身を立てられる」 - 座り込んだら
「家にいてくれる、家を継いでくれる」 - 転んだら
「厄落としができた」
※転んだ時にケガをしないように注意しましょう。
儀式が終わった後は、家族で美味しくいただきます。
※1歳の子どもにお餅を食べさせるのは危険な為、避けた方が良いでしょう。
食べる分は冷蔵庫で保管し数日以内に、食べきれない分は小分けにしてからラップに包み冷凍庫で保管し1ヵ月以内に食べることをオススメします。
※詳しい賞味期限は、買ったお店に確認しましょう。
選び取りとは
子どもが最初に選んだ「もの」で将来どんな人になるか、どんな才能を開花させるかを占う儀式です。
- 本(辞書):
学者になる、頭が良くなる - ペン(鉛筆):
文才がある、芸術家になる - ハサミ:
美容師になる、モノづくりなど器用になる - 楽器:
音楽の才能がある、アイドルや歌手になる - 定規:
大きな家を持つ、几帳面になる - 電卓:
商売上手になる、ビジネスの才能がある - 現金(財布):
お金持ちになる、お金に困らない - ボール(運動用具):
スポーツ選手になる、運動の才能がある - スマホ(タブレット):
IT業界で活躍する - 体温計:
医者など医療関係で活躍する - 鏡:
モデルになる、おしゃれになる - 食器:
料理上手になる、食べ物に困らない - リモコン:
テレビ関係で活躍する
どれを何個用意しても大丈夫です。
家にある実物を用意しても良いですし、アイテムの絵が描かれたカードを用意する方も多いです。
※ハサミなど危ないものはケース付き(先端がケースに入っているもの)などを用意すると安心です。
用意したアイテムかカードを等間隔に配置します。
なるべく広いスペースを確保し、周りには他のものを置かないようにします。
何を選ぶか声をかけながら見守ります。
複数のものを手に取ることもある為、「最初に触ったものだけを可能性として考える」、「何個取っても全部可能性として考える」など自分たちでルールを決めておくと良いでしょう。
誕生日ケーキとプレゼント
誕生日ケーキ
普通のケーキはまだ1歳の子どもには早く、豆乳クリームやヨーグルトクリームで作られたケーキにした方が安心です。
生クリームやチョコクリームを使用している場合、脂肪分と糖分が多く含まれている為、消化に良くありません(体に負担がかかります)。
※普通のケーキを食べる目安は3歳頃からと言われています。
個人的には、シャトレーゼの「乳と卵と小麦粉を使用していないショートケーキ」がオススメです。
子どもにアレルギーがなくても、甘さを抑え油分も少ないケーキな為安心です。
※大豆を使用している為、大豆アレルギーがあると食べられません。
冷凍で売られています。
子ども用に甘さや油分を控えたケーキは、ネットでも色々な種類が販売されていて買うことができます。
冷凍で郵送され、かわいいデザインのものもある為、こちらもオススメです。
また、子どもにはまだケーキをあげず大人だけで食べると割り切り好きなケーキを選ぶのも良いでしょう。
誕生日プレゼント
おもちゃなどは意外と対象年齢がひっかかるものが多く、与えても大丈夫かどうかの確認が必要です。
※思わぬ事故につながる為、対象年齢に適したものを用意しましょう(口に入らないサイズのものを選びましょう)。
✓おもちゃ
ボーネルンドの「ルーピングスクィード(対象年齢:6ヵ月)」、「ロックブロック(対象年齢:1歳)」などがオススメです。
積み木や音が鳴るおもちゃも良いですが、対象年齢が1歳半からのものも多い為、用意しておいて時期が来てから開封するのも良いかもしれません。
✓服
一般的には80~90サイズくらいがオススメです。
普段買わないようなおしゃれ着(Tシャツや上着など)を用意するのも良いかもしれません。
予算に合わせてブランドを決めましょう。
✓食器
電子レンジでも使えるプラスチック製がオススメです。
※プレートタイプかボウルタイプかは子どもの好みに合わせると良いでしょう。
特別な日用に「ル・クルーゼ」の食器を用意してもおいても良いかもしれません。
✓絵本
「じゃあじゃあびりびり」、「やさいさん」、「ごぶごぶごぼごぼ」などがオススメです。
同じ言葉や同じパターンの展開が繰り返され、わかりやすい為喜びます。
個人的には、まだ何がほしいなど意思表示が難しい時期な為、無理に何かを用意しなくても良いかなと思います。
※本人が欲しがっているものや、親があげたいと思うものがあれば用意しましょう。
体験談
子どもの誕生日当日に、全て調べて急遽行った為、かなりバタバタになりました。
楽しむというより、初めての誕生日だから動画にちゃんと残さないといけないと必死になっていました。
※全て写真や動画に残しています。
我が家は、一升餅で不機嫌になった場合選び取りができなくなると思った為、選び取りをやってから一升餅をやりました。
✓選び取り
下記13種類を用意しました。
- 辞書
- ボールペン
- ハサミ
- おもちゃのラッパ
- 定規
- 電卓
- 財布
- おもちゃのボール
- スマホ
- 体温計
- 手鏡
- お皿
- リモコン
元々お気に入りのおもちゃや、普段見せたことがない珍しいものまで用意し、部屋の隅に配置しました。
※思い返すと用意したものの種類が多すぎたかもしれません。
平等に選べるよう子どもは部屋の入り口からスタートさせました。
他には目もくれず、「お皿」を取りました!その後「手鏡」と「体温計」を取りました。
念の為もう一度やると2回目は「手鏡」→「お皿」→「体温計」の順番で取り、1回目と順番は違うもののこの3つが気になるようでした。
お皿は初めて見せたものの為、意外でした。
✓一升餅
当日お餅屋さんへ電話をするとあった為、手に入れることができました。
紅白の丸餅が二つでした。
背負う袋は、前と後ろにポケットがあり(お腹側と背中側に半分ずつ)分散して肩からかけられる袋ももらえました。
かなり重そうで、頑張っていましたが持ち上がらず座り込んでいました。
ママが近づくと倒れてくつろぐ為、座らせると寝返りしながら頑張り段々不機嫌になり泣いた為終了しました。
✓ケーキ
夕食を食べた後、シャトレーゼの「乳と卵と小麦粉を使用していないショートケーキ」を美味しそうに食べてくれました。
離乳食をそんなに進めていなかったこともあり、少量で満足そうでした。
✓プレゼント
用意しませんでした。
誕生日の前に、たまたま見かけた大きいぬいぐるみをほしがり買い与えていました。
かなり気に入ってくれていた為、敢えて用意していません。
まとめ
「一升餅」と「選び取り」はどちらも子どもの将来を祈る楽しい行事です。
準備が必要になりますが、私のように当日気が付いたとしてもどうにかなります。
※当日はバタバタする為、事前に準備をすることをオススメします。
せっかくの初めての誕生日な為、できるだけ楽しくお祝いをしてあげましょう。
最初の誕生日に悔いを残さない為に、無理のない範囲で参考にしてもらえると嬉しいです。
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