1歳の誕生日までの間に「どんなイベントがあるのか」、調べてみると「こんなにイベントがあるの」と思う方も多いかと思います。
産後はママも赤ちゃんも体調が優れなかったり、毎日の育児に追われたり、大変なことが多いかと思います。
毎日必死だからこそ、赤ちゃんの時期はあっという間に過ぎていきます。
育児に慣れるまでは大変ですが、振り返ってみると懐かしくなる為、沢山写真を撮り思い出を残しておくことをオススメします。
少しでも余裕がある時にイベントの内容を知り準備しておくことで、スケジュールも組みやすくなるかと思います。
また、少しでも楽しく過ごせるよう、楽しみの一つとして覚えておくのも良いかもしれません。
私自身もイベントを体験した為、体験談も載せておきます。
是非参考にしてください。
■1歳までのイベントまとめ
赤ちゃんが産まれたあとは、下記スケジュールでイベントがあります。
※生まれた日を1日目と数えます。
必ずしもこの日じゃないといけないというわけではありません。
ママと赤ちゃんの体調を考慮し、都合の良い日を選びましょう。
お七夜(命名式)
目安:生後7日目
↓
お宮参り
目安:生後1ヵ月
↓
お食い初め
目安:生後100日
↓
ハーフバースデー
目安:生後6ヵ月
↓
一升餅、選び取り
目安:1歳の誕生日
■お七夜(命名式)
目安:生後7日目
「お七夜」とは、赤ちゃんが生まれてから7日目の夜に、7日間無事に過ごせたことに感謝しお祝いをするものです。
退院する日と重なる場合や7日目以降も入院している可能性もある為、退院後にゆっくりお祝いする、「お宮参り」の時にお祝いする方もいます。
お祝いをする際、赤ちゃんの名前を書いた「命名書」を披露して飾る「命名式」をします。
事前準備と流れ
- 「命名書」
(赤ちゃんの名前などを書く) - 「赤ちゃんの衣装」
(お祝い用のロンパースやおくるみなど)
法律上、赤ちゃんの名前は“生後14日以内”に出生届を役所に出せば良い為、お七夜までに名前を決めないといけないというわけではありません。
「命名書」には、正式な命名書“奉書紙(ほうしょがみ)”と、略式の命名書“デザイン用紙”があります。
額入り・ラミネート加工され壁に飾る方法、アルバムで赤ちゃんの写真や手形・足形も一緒に保管する方法などがあります。
✓正式な命名書の書き方(奉書紙を使用する場合)
紙を横に二つ折りにし、左右三つ折りにします。
- 三つ折りの右側…
真ん中に「命名」と書く - 三つ折りの真ん中…
右に小さく「(父親の名前)(赤ちゃんの続柄※長男・長女など)」、
中央に大きく「(赤ちゃんの名前)」、
左に小さく「(赤ちゃんの生年月日)」を書く - 三つ折りの左側…
右に「(命名式の日付)」、
真ん中に「(親の名前)」を書く
✓略式の命名書の書き方(デザイン用紙などを使用する場合)
- 紙の中央…
「命名」と書き、下に「(赤ちゃんの名前)」を書く - 右側…
「(親の名前)(赤ちゃんの続柄※長男・長女など)」を書く - 左側…「(赤ちゃんの生年月日)」を書く
自分で書く自信がないという場合、代筆サービス会社に依頼する方法もあります。
※生まれた日にち、赤ちゃんとパパとママの名前があれば基本的に大丈夫です。
家族や親戚が集まり、赤ちゃんのお披露目と一緒に「命名書」を披露しお祝いをします。
スタンプを使い赤ちゃんの手形や足形を取る、パパやママの指を赤ちゃんの手が握る写真を撮る方もいます。
「命名書」は神棚や床の間などに飾ります。
命名書を飾る期間は、生後21日目までが目安とされています。
※「お宮参り」までや期間を決めずにずっと飾る場合もあり、個人の自由です。
飾り終わったあとの「命名書」は、へその緒や思い出の品と一緒に保管しておく方が多いようです。
体験談
私自身お七夜はやりませんでした。
生後9日目に退院した為間に合わなかったのと、心身ともにかなり疲れ切っていた為イベントよりも自分の体調回復を優先しました。
■お宮参り
目安:生後1ヵ月
「お宮参り」とは生まれた土地の氏神様に、赤ちゃんが無事誕生したことを報告し、感謝と健やかな成長をお祈りするものです。
「初宮参り(はつみやまいり)」とも言います。
一般的に男の子は生後31日目か32日目、女の子は生後32日目か33日目に参拝するとされています。
地域によっては生後100日前後の「お食い初め」の頃に一緒に行う場合もあります。
家の近くや、有名な神社、ご縁のある神社などでご祈祷や参拝をします。
参拝前後に近くのフォトスタジオで写真を撮ったり、カメラマンにお願いし神社で写真を撮ったり、その時の様子を記念に残す方が多いようです。
事前準備と流れ
- 「初穂料」(5000円~10,000円)
- 「ベビー用品」(オムツセットなど)
- 「赤ちゃんの衣装」
(親は赤ちゃんの服装に合わせます) - ※フォトスタジオへお願いする場合無料でレンタルできる所もあります。
カメラマンにお願いする場合、フォトスタジオへ予約します。
※出張撮影を依頼する場合、希望の場所でできるかなど確認しておきましょう。
ご祈祷を受ける場合、神社へ予約します。
※写真撮影など可能か確認しておくと良いでしょう。
神社へ行き、初穂料(5000円~10,000円)を納めご祈祷を受けます。
ご祈祷の所要時間は混雑具合にもよりますが、10分~20分程度です。
「お守り」などをいただきます。
ご祈祷後、家族で食事会をする方もいるようです。
✓ご祈祷が難しい場合
神社に参拝だけでも十分です。
神社に行くことが難しい場合は、フォトスタジオで記念撮影をすることもオススメです。
一生に一度しかない大切な行事です。
赤ちゃんの成長は早いもので、その時期にしか残せない姿を沢山撮っておくと良いでしょう。
体験談
私自身、「安産祈願」をした神社に夫と赤ちゃんの3人で報告も兼ねて「お宮参り」に行きました。
※生後50日頃にやりました。
事前にフォトスタジオへ行き、プロのカメラマンに「出張撮影」を予約しました。
※金額は「ロケーションプラン」19,800円でした。
写真やアルバムはなく全データがもらえるプランです。
(後から好きな写真を選んで印刷、スマホに入れていつでも見ることができます。)
衣装は無料でレンタルできました。
私たちが行きたいと思っていた神社とフォトスタジオは提携していなかった為、自分たちで直接神社に撮影可能か(カメラマンによる撮影と神殿の中も撮影可能か)確認しました。
撮影当日、カメラマンとは現地集合、現地解散でした。
赤ちゃんの注意をひいてくれる方など複数のスタッフが対応してくれました。
ご祈祷前に神社を背景に撮影、ご祈祷時は神殿の中で撮影をしました。
撮影から1ヵ月後にデータが届き、良い思い出になっています。
■お食い初め
目安:生後100日
「お食い初め」とはお食い初めは、生後100日前後に「一生食べることに困りませんように」という願いを込めて赤ちゃんに食べ真似をさせるお祝いの儀式です。
「百日祝い(ももかいわい)」、「100日祝い(ひゃくにちいわい)」とも言います。
赤ちゃんに歯が生えてくる時期に行う為、「石のように丈夫な歯が生えますように」という願いも込めて歯固め石を使用します。
「お宮参り」と「お食い初め」を、合わせて行う方も増えてきているようです。
事前準備と流れ
- 「お祝い膳」
- ※“一汁三菜”が基本です。
- 焼き魚(尾頭付きの鯛)・ご飯(赤飯)・煮物・お吸い物・香の物(漬物、酢の物)
- 「お祝い箸」
- 「歯固め石」
自宅や、料亭・レストランなどで「お祝い膳」と「歯固め石」を用意し、養い親が赤ちゃんに食べる真似を行います。
仕出し屋などにお祝い膳をお願いし自宅で行う場合、こちらで用意するものはなく食べ終わったら食器類を返すだけなので、簡単に行うことができオススメです!
※お祝い膳の中に、お祝い箸・歯固め石がセットになっている所もあります。
「赤飯→お吸い物→赤飯→焼鯛→赤飯→お吸い物」
これを3回繰り返した後、歯固めの儀式を行う方法があります。
※代表的な流れですが、地域により異なります。
✓歯固めの儀式
「石のように丈夫な歯が生えて健康に生きますように」と願いながら、お祝い箸を歯固め石の表面に触れさせて、その箸を赤ちゃんの歯茎に優しくちょんちょんと軽く当てます。
赤ちゃんが間違って石を飲み込まないよう気を付けましょう。
※石を直接口に当てる方法もあるようですが、誤飲の危険がある為箸で当てる方が安心です。
体験談
私自身、家で夫と赤ちゃんの3人で行いました。
※生後100日過ぎにやりました。
服装は普段着です。
仕出し割烹料理屋さんに、「男の子用お食い初めお祝い膳」をお願いしました。
料金は当時4800円くらいです。
※子供用にお祝い膳、パパとママはそこのお弁当を予約し一定料金を越えた為、配達料は無料でした。
家まで届けてもらい、食べ終わったら容器は回収してもらいました。
お祝い箸(長く使うことができる子ども用の箸)と歯固め石はセットでもらうことができました。
お祝い箸は今も使うことができ、歯固め石は記念に取っておいています。
■ハーフバースデー
目安:生後6ヵ月
初めての誕生日の半分(1/2)をお祝いするものです。
※元々は欧米で行われていたもので、生後半年とは関係なく、長期休暇中に誕生日を迎える場合友達とのお祝いが難しい為、半年時期をずらしてお祝いしていたものです。
特にどこかに行ったり何かを用意したりという決まったことはありません。
1歳の誕生日よりも赤ちゃんらしく、お食い初めの時よりもよく笑うなど撮影がしやすい時期な為、記念写真を撮る方が増えています。
事前準備と流れ
- 「アイテム」
(ガーランド、タオルなど写真撮影に使用する) - 「ケーキ」(大人が食べる分)
赤ちゃんを寝かせた状態で撮るか、座った状態で撮るか決めます。
※赤ちゃんによって成長スピードが異なる為、無理な体勢は避けましょう(お座りができない場合寝かせた状態で撮る方法がオススメです)。
赤ちゃんを寝かせた状態で撮る「寝相アート」がハーフバースデーの定番です。
ハーフバースデーの象徴の「1/2」を印象的に残します。
「/2」はタオルなどで作り、「1」の部分に赤ちゃんを寝かせて「1/2」の文字を作るのが一般的です。
壁にガーランドを装飾したり、赤ちゃんの隣に風船や小物(「1/2」・「Happy Half Birthday」など、ハーフバースデーとわかる数字や文字)を置いたりして撮る方法もあります。
通常の誕生日のように、記念写真を撮ったりケーキを食べたり、半年経った成長をお祝いします。
大人だけで食べると割り切り好きなケーキを選ぶと良いでしょう。
※赤ちゃんにケーキは、まだあげられません。
体験談
家でゆっくりしながら「寝相アート」を撮りました!
※生後6ヵ月にやりました。
まだ座ることができなかった為、「1/2」の文字をタオルと赤ちゃんで作り記念に撮りました。
記念に親が食べるケーキも用意し、楽しくお祝いをしました。
1歳の頃とはまた違うあどけない姿を残すことができた為、やって良かったです。
■一升餅、選び取り
目安:1歳の誕生日
□一升餅
「一升餅」とは、一升のもち米から作られた丸餅を使用し「子どもの健やかな成長を祈る」儀式です。
“一升”と“一生”がかかっていて、「一生食べ物に困らないように」「一生健康に過ごせるように」「一生円満に過ごせるように」という願いが込められています。
事前準備と流れ
- 「お餅」(一升餅)
- 「風呂敷」(背負う為にお餅を入れる袋)
お餅は、和菓子屋やネットで購入することができます。
※お餅とセットでリュックなど袋がもらえる所もあります。
風呂敷に包んで斜めに背負わせたり、リュックに入れて背負わせたりします。
転んでも泣いても、縁起が良い喜ばしいことと言われています。
- 立ち上がれたら
「身を立てられる」 - 座り込んだら
「家にいてくれる、家を継いでくれる」 - 転んだら
「厄落としができた」
※転んだ時にケガをしないように注意しましょう。
儀式が終わった後は、家族で美味しくいただきます。
※1歳の子どもにお餅を食べさせるのは危険な為、避けた方が良いでしょう。
□選び取り
子どもが最初に選んだ「もの」で将来どんな人になるか、どんな才能を開花させるかを占う儀式です。
事前準備と流れ
- 「アイテム」(下記実物かカード)
- ※アイテムの絵が描かれたカードを用意する方も多いです。
どれを何個用意しても大丈夫です。
※ハサミなど危ないものはケース付き(先端がケースに入っているもの)などを用意すると安心です。
用意したアイテムかカードを等間隔に配置します。
なるべく広いスペースを確保し、周りには他のものを置かないようにします。
何を選ぶか声をかけながら見守ります。
- 本(辞書):
学者になる、頭が良くなる - ペン(鉛筆):
文才がある、芸術家になる - ハサミ:
美容師になる、モノづくりなど器用になる - 楽器:
音楽の才能がある、アイドルや歌手になる - 定規:
大きな家を持つ、几帳面になる - 電卓:
商売上手になる、ビジネスの才能がある - 現金(財布):
お金持ちになる、お金に困らない - ボール(運動用具):
スポーツ選手になる、運動の才能がある - スマホ(タブレット):
IT業界で活躍する - 体温計:
医者など医療関係で活躍する - 鏡:
モデルになる、おしゃれになる - 食器:
料理上手になる、食べ物に困らない - リモコン:
テレビ関係で活躍する
複数のものを手に取ることもある為、「最初に触ったものだけを可能性として考える」、「何個取っても全部可能性として考える」など自分たちでルールを決めておくと良いでしょう。
体験談
当日に全て調べて急遽行った為、かなりバタバタになりました。
※1歳の誕生日にやりました。
楽しむというより、初めての誕生日だから動画にちゃんと残さないといけないと必死になっていました。
※全て写真や動画に残しています。
我が家は、一升餅で不機嫌になった場合選び取りができなくなると思った為、選び取りをやってから一升餅をやりました。
✓ケーキ
夕食を食べた後、シャトレーゼの「乳と卵と小麦粉を使用していないショートケーキ」を美味しそうに食べてくれました。
離乳食をそんなに進めていなかったこともあり、少量で満足そうでした。
✓プレゼント
用意しませんでした。
■まとめ
1歳の誕生日までの間に沢山のイベントがあります。
極論、やるかどうかは親の気持ち次第です。
体調が優れない場合など、無理をしてやるものではありませんし、全てをやらないといけないというわけではありません。
ただ、“赤ちゃんの成長を祈る儀式”・“家族の思い出を残す機会”になる為、できるならやっておいた方が良いかと思います。
※「やらないと後悔するかも」、「思い出を一つでも多く残したい」という思いが少しでもある方は、事前に準備しておくことをオススメします!
一生に一度しかないイベントな為、悔いが残らないよう参考にしてもらえると嬉しいです。
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