妊娠中つわり以外にはどんな症状があるの?
予防方法はあるの?
こういった疑問にお答えします。
✓本記事の内容
- マイナートラブル10種類の起こる時期と対策方法
※私自身の体験談もご紹介します。 - マイナートラブルの予防方法
✓読者さんへの前置きメッセージ
本記事では「妊娠中つわり以外にどんな症状があるのか、対策方法・予防方法が知りたい」という方に向けて書いています。
この記事を読むことで「これから妊娠予定の方、既につわり以外のマイナートラブルで辛い思いをしている方などの」参考になると思います。
この記事を書いている私は吐きつわりと匂いつわりが酷くて、2回入院しました。
※一時は食べつわりとヨダレつわりもありつわり三昧でした(笑)
つわり以外のマイナートラブルも沢山経験し、妊娠期間中は相当常に悩まされました。
それでも無事乗り越えて出産することができました。
「もっと早くこれらの方法を知っていたらもう少し楽に妊娠期間を過ごすことができたかもしれない…」という過去の自分に対しても伝えたい内容になっています。
それでは、さっそく見ていきましょう。
■1.マイナートラブル10種類の起こる時期と対策方法
私自身の体験談も併せてご紹介します、良ければ参考にしてください!
□その1.便秘
✓症状
ホルモンバランスの影響で、元々便秘じゃない人も妊娠初期から便秘になりやすくなります。
また、吐きつわりでほとんど食べられない人も便秘になりやすいです。
✓対策方法
こまめに水分補給をすることが大切です。
妊娠期間中でも飲める薬はある為、無理せず医者に相談することもオススメです。
水分をこまめにとって便秘に苦しまないように過ごしましょう。
✓補足(体験談)
妊娠12週(妊娠4ヵ月)から便秘が酷くなりそれが原因で吐きつわりも起き2度目の入院をしました。(座薬と摘便も受けましたがすぐには改善されませんでした。)
薬を飲むだけで便秘は解消されず、普段からこまめに水分をとることが大事だとわかりました。
□その2.頻尿
✓症状
妊娠初期からトイレが近くなる人が出てきます。
子宮が膀胱を圧迫するようになると、更にトイレに行きたい間隔が狭くなります。
また、逆子の場合蹴られた時に足が膀胱に当たると余計に漏れそうになります。
✓対策方法
尿意を感じたら我慢せずにトイレへ行きましょう。特に夜中は何度も行くことになると辛いですが、我慢も良くない為眠れなかった分は、昼寝をするようにしましょう。
✓補足(体験談)
妊娠中期の頃は夜中に必ず1回はトイレへ行っていました。
胎動がわかるようになると、日中に胎動で刺激されトイレへ行く回数が増え夜中に行くことが減りました。(早く寝ると夜中にトイレへ行きたくなることがある為、少し夜は遅目に寝ていました)
□その3.不正出血
✓症状
茶褐色や薄いピンクのおりものが数日出ます。
いつの時期か、どのくらいの量かにより緊急性が変わる為注意が必要です。
✓対策方法
なるべく早目に病院を受診します。
状態により経過観察が必要になります。
✓補足(体験談)
妊娠11週(妊娠3ヵ月)の時に、胎盤が下側にできたのが原因で不正出血を起こして経過観察になりました。
約1ヵ月後、胎盤が正常な位置へ移動し不正出血も起きなかった為大丈夫でした。
□その4.精神的不調
✓症状
妊娠をするとホルモンが著しく変化する為、妊娠初期から起こる人もいます。
感情の起伏が激しくなったり、悩みや不安を感じたりすることがあります。
✓対策方法
なるべくストレスのかかるものから離れて気分転換をします。
リラクゼーション法を試したり、十分な睡眠を確保したりしましょう。
何を試しても不安感が強いなど生活が辛い場合、精神科で安定剤をもらうといいかもしれません。
✓補足(体験談)
妊娠17週(妊娠5ヵ月)頃から抑うつ気分が強くなりました。
※つわりから開放されて気が抜けたせいかもしれません。
注射(毎回具合が悪くなる)問題もあった為、妊娠後期から精神科へ通い安定剤をもらいました。
カウンセリングも並行し、出産に対する不安なども軽減するよう行動しました。
私の場合何もしていないと不安になる為ナンプレなどパズル誌をやり気を紛らわせていました。
赤ちゃんが産まれたらやりたいこと、アルバム作りなど明るい未来を想像するのも効果的でした。
ただどうしても出産予定日が近づくと、無事産まれるか、私は耐えられるのだろうかと不安と恐怖にかられて安定剤の量を増やしてもらい何とか無事出産することができました。
□その5.皮膚(全身)の痒み
✓症状
妊娠初期から起こる人もいます。
乾燥や子宮が大きくなると同時に皮膚が伸びることにより痒くなることがあります。
下記疾患もあります
○妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)
妊娠中に発疹が手足を中心に現れます。 おなかや背中など体幹部にも出ることがあります。
○妊娠性掻痒(にんしんせいそうよう)
直接かゆみを引き起こす発疹がみられず、 特に手足が夜間に非常にかゆくなるものもあります。
※どちらも全妊婦の3〜5%程度の確率で起こります。
✓対策方法
お風呂上がりなどこまめに保湿をします。
それでも痒い場合、皮膚科で塗り薬をもらいましょう。
妊娠性痒疹、妊娠性掻痒は出産後に改善することが多いです。
✓補足(体験談)
妊娠15週(妊娠4ヵ月)から痒くなり最終的にとにかく全身があまりにも痒く、夜中もかきすぎて傷になり血が滲むこともありました。妊娠性掻痒と似た症状でした。
病院へ行き塗り薬と保湿剤を使用しましたが痒みはなかなか良くならず大変でした。
※妊娠中期から後期まで続き、胴体だけの痒み→ピーク時は頭から足先まで全身痒くなりました。
薬と時間の経過と共に少しずつマシになりました。
□その6.妊娠性歯肉炎
妊娠初期から起こりやすく、歯周病に悪化しないよう対策が必要です。
歯周病になると早産など様々なリスクが高くなる為注意が必要です。
✓対策方法
つわりなど酷くなければ早めに歯医者を受診することをオススメします。
つわりなど酷い場合は、落ち着いてから受診しましょう。
妊娠中クリーニングは月1回までであれば保険が効く為、毎月クリーニングへ行き悪化しないようケアをすると良いです。
✓補足(体験談)
妊娠16週(妊娠5ヵ月)で歯医者を受診して発覚しました。
悪阻が酷くて一時歯磨きもできなかった為、気づくと妊娠性歯肉炎になっていました。
毎月臨月前までクリーニングへ通い悪化しないようにし、無事産後には治りました。
オススメのお手入れ方法はこちら。
□その7.動機や息切れ
✓症状
妊娠初期に起こるものと、妊娠中期以降に起こるものがあります。
特に妊娠中期は大きくなった子宮が原因で心臓や肺が圧迫され、息苦しさを感じる人もいます。
出産直前まで太ももの付け根がつる、ふくらはぎがこむら返リを起こすなどトラブルが続きます。
✓対策方法
無理をせず休むことが大切です。息苦しいと転倒の危険性も上がる為、なるべく体に負担がかからないようゆっくり動くと安心です。
✓補足(体験談)
妊娠20週(妊娠6ヵ月)頃からお腹が大きいせいか息苦しく感じることが増えました。
苦しくなったらあまり動かず安静にすると落ち着きます。
寝ながら体を伸ばすと、何度かふくらはぎがこむら返りを起こすことがあった為注意が必要です。
□その8.腰や股関節(足の付け根)の痛み
✓症状
赤ちゃんの成長とともに、子宮の重みで生じる痛みです。
※骨盤が開き子宮も大きくなり負荷がかかる為痛みが出やすくなります。
歩く度に痛みや違和感が起こることがあります。
✓対策方法
無理をせず少しずつ動くようにします。
とっさの動きに痛みを感じやすいです。
✓補足(体験談)
妊娠25週(妊娠7ヵ月)頃から股関節の痛みが出てきました。
※酷い日は痛すぎて寝る時横になるのも辛かったです。
産後も痛みが続きある日歩くのが困難になる瞬間が増え、初めて整形外科へ行きました。
※実は病気だということがわかりました。
もっと早くに整形外科へ行けば良かったと後悔しています(幸いリハビリで良くなりました)。
痛みが強い、産後も痛みが続くなどおかしいと感じたら整形外科へ行くことをオススメします。
□その9.むくみ
✓症状
妊娠後期に起こることが多いです。
足や手の指がむくむことが多いです
むくみの確認方法
足のすねの部分を親指で5秒間押します。
親指を離した時にすねの部分に凹みができて、数秒経っても凹んだままの場合はむくんでいます。
病院受診の目安
ふくらはぎの血管がボコボコ浮き出たり、肌にクモの巣のような細い血管が濃く浮き出たりする。
※病気のサインな場合もある為、これらの症状が出た場合注意が必要です。
✓対策方法
カリウムを多く含む食材(バナナなど)を取り入れると改善しやすいです。
むくみを解消するストレッチもある為、気になる方は調べてみると良いかもしれません。
✓補足(体験談)
妊娠32週(妊娠9ヵ月)頃に突然起きました。
毎朝起きる時に両手の指が固まって痛かったです。しばらく手をグーパー動かすと治りました。
また、足の甲もパンパンにむくみ履いていた靴が履けなくなりそうでした。
ある程度は仕方がないものと思い、放置で乗り切りました(笑)
□その10.逆子
✓症状
羊水の中で沢山動いている為たまたまエコーで見た時に逆子になっていることが多いです。
赤ちゃんの頭がお腹の皮膚を破って出てきそうな胎動があります。
足が膀胱側にあると、蹴られる時おしっこが漏れそうになります。
※分娩直前まで逆子と診断されるのは全妊婦の3~4%程度の確率で起こります。
✓対策方法
○赤ちゃんの位置に合わせて横向きで寝るようにすることで回転を促すことができます。
○逆子体操で治る可能性があります。
※ただし逆子体操はリスクも有る為自己責任でお願いします(早産などのリスクが上がります)。
※逆子体操で検索すると詳しいやり方の動画が出てきます。
逆子体操は医者によって勧める人と勧めない人がいて意見が分かれています。
✓補足(体験談)
妊娠28週(妊娠8ヵ月)から突然逆子になりました!※横向きで珍しい位置。
子宮内の空間が狭くて動けないというわけでもなく(広さは普通)、赤ちゃんの向きに合わせて元の位置に戻りやすいよう横向きで寝ていましたが結局戻りませんでした。
助産師に「頭の位置がわかりやすい=撫でやすくていいかもね」と言われ前向きに過ごしました。
へその近くでおでこのようなものが触れ、撫でるとググッとお腹を突き破りそうな胎動で出てきて嬉しそう、だけどお腹が苦しい状態。夫が触ると逃げる為面白い、となかなか味わえないような経験をしました。また、触ってほしくてわざと動かないのではないかと感じるようになりました。
どうしても経腟分娩が良い、帝王切開は嫌だという方以外は悪くないかもしれないと思いました。
お腹に傷が残るのと、産後は痛くて辛かったのですがこればかりは赤ちゃん次第な所もあります。
本人に聞かないと真相は不明ですが、赤ちゃんの意志も関係しているのではないかと思います。
私のように逆子のままでも、沢山撫でて愛でる喜びを感じられる為悲観することは全くないです。
無事に産まれてくれることが大切な為、運命を赤ちゃんに委ねるのも一つの手だと私は思います。
■2.マイナートラブルの予防方法
□その1.水分をこまめに沢山とる
頻尿の原因にもなりますが、妊娠前より多くの水分が必要になります。
便秘改善・(脱水=つわりなどの原因になる為)その他トラブルを予防するのにも効果的です。
□その2.軽い運動をする
妊娠中はどうしても運動不足になりやすいです。
無理のない範囲で軽く動いた方が、血流も良くなりトラブルの予防に効果的です。
私自身元から動くことが嫌いで、妊娠中は特に動くことで切迫流産になるのが怖かった為余計に動かずに過ごしていました。医者から安静にするよう言われていたわけでもない為、筋肉が衰え、血流も滞り余計にマイナートラブルが起きていたのかもしれません。
□その3.心身ともにゆっくり休養をとる
無理をせず辛い時は横になるなど心と体を労わることが大切です。
■3.まとめ
□結論
人によって個人差はあり辛いのは事実ですが、それが一生続くわけではありません。
それぞれきちんと対策方法があり、私自身も乗り越えて無事出産することができました。
私自身、振り返ってみると盛りだくさんだったなと関心します。この短い期間でここまでの経験をすることは、人生の中でなかなかできないことだと思うので貴重な経験ができたなと思います。
□補足
極稀に病気が原因の場合もある為、辛いと思ったら迷わず病院を受診しましょう。
※私のように病気が隠れている場合、病気がなくて良かったと思う場合どちらも大事だと思います
少しでも楽に辛い時期を乗り越えていきましょう。
つわり(悪阻)への対策方法も下記に載せています。
ご興味があればこちらも参考にしてください。
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