生後100日頃には「お食い初め」のイベントがある為、行った方がいいかどうしようと悩む方は多いのではないでしょうか?
いざ行おうと思っても、「何を用意し、どのように行ったらいいかわからない」という方も多いと思います。
私自身、調べて実際行ったことがある為ポイントをご紹介します。
是非参考にしてみてください。
お食い初めとは
お食い初めは、生後100日前後に「一生食べることに困りませんように」という願いを込めて赤ちゃんに食べ真似をさせるお祝いの儀式です。
「百日祝い(ももかいわい)」、「100日祝い(ひゃくにちいわい)」とも言います。
赤ちゃんに歯が生えてくる時期に行う為、「石のように丈夫な歯が生えますように」という願いも込めて歯固め石を使用します。
「お宮参り」と「お食い初め」を、合わせて行う方も増えてきているようです。
※お宮参りは一般的には生後1ヵ月頃に行いますが、育児に慣れてきたお食い初めの時期に合わせてまとめて行う方もいます。
ただし、この日じゃないとダメというわけではありません。
産後は体調が優れない場合や、赤ちゃんの体調次第でもある為、都合の良い日を選びましょう。
何をするのか
自宅や、料亭・レストランなどで「お祝い膳」と「歯固め石」を用意し、養い親が赤ちゃんに食べる真似を行います。
仕出し屋などにお祝い膳をお願いし自宅で行う場合、こちらで用意するものはなく食べ終わったら食器類を返すだけなので、簡単に行うことができオススメです!
※お祝い膳の中に、お祝い箸・歯固め石がセットになっている所もあります。
用意するもの
✓お祝い膳
「一汁三菜」が基本です。
- 焼き魚(尾頭付きの鯛)
- ご飯(赤飯)
- 煮物
- お吸い物
- 香の物(漬物、酢の物)
※お造り(刺身)、梅干しを用意する場合もあります。
食器は男女で色が異なり、男の子は全部が朱塗り、女の子は外側が黒塗りで内側が朱塗りの器を使用します。
それぞれの食材の意味
「尾頭付きの鯛」
…最初から最後まで全うするという意味があります。
「赤飯」
…魔よけの意味があります。
「煮物」
…縁起の良い食材を使う事でその意味にあやかります。
「お吸い物」
…吸う力が強くなるようにという意味があります。
「香の物」
…長寿の意味があります。
✓お祝い箸
柳の木から作られるお箸で、長さは約24cm(八寸)のものが多いです。
※末広がりの八は縁起の良い数字とされており、その縁起をかついでいます。
お箸の中央が太く、両端が細くなるように削った形をしています。
お箸の片方を人が食べる為に、もう片方を神様が食べる為に使うことを意味している為、箸の向きを変えて取り箸として使うことは避けましょう。
長く使うことができる、子ども用(小さいサイズ)のお箸で代用する方もいます。
お箸袋は「寿」の文字が入った袋に包みます。
お宮参りのご祈祷時にいただく場合があります。
お箸の専門店や百貨店などで取り扱っていることがあります。
✓歯固め石
河原や海などで気に入った形の石(丸くてつやつやした石)を拾って使います。
※儀式の前に、綺麗に洗いましょう(煮沸消毒をするとより安心です)。
大きさは2cm~5cm程度がオススメです。
お宮参りのご祈祷時にいただく場合があります。
インターネットなどでも購入できます。
歯固め石の代わりに「タコなど噛み応えのある食材を使った料理」を用意する場合もあります。
養い親が赤ちゃんに食べる真似をする
儀式で赤ちゃんに食べる真似をする役は、「養い親」が行います。
赤ちゃんと同性の最年長の方がやることで長寿にあやかるという意味が込められています。
祖父母が参加する場合、男の子は祖父が女の子は祖母が行うことが多いです。
※必ずしもではない為、難しい場合はその時できる方が行いましょう。
赤ちゃんと家族の服装は自由ですがお金に余裕がある場合、主役の赤ちゃんに袴ロンパース(一般的には80サイズで股下はスナップボタンで開閉できるものがオススメ)などを着せると、よりお食い初めらしい雰囲気が出ます。
食べる真似の順番
食べる真似の順番は、地域によって異なり諸説ある為、必ずしもこの順番でなければならないというわけではありません。
一般的な方法は下記2種類があります。
「赤飯→お吸い物→赤飯→焼鯛→赤飯→お吸い物」
これを3回繰り返した後、歯固めの儀式を行う方法
「赤飯→お吸い物→赤飯→焼鯛→赤飯
→お吸い物→赤飯→煮物→赤飯→お吸い物
→赤飯→酢の物→赤飯→お吸い物→赤飯
→歯固めの儀式→赤飯→お吸い物→赤飯」
これで終了する方法
✓歯固めの儀式
「石のように丈夫な歯が生えて健康に生きますように」と願いながら、お祝い箸を歯固め石の表面に触れさせて、その箸を赤ちゃんの歯茎に優しくちょんちょんと軽く当てます。
赤ちゃんが間違って石を飲み込まないよう気を付けましょう。
※石を直接口に当てる方法もあるようですが、誤飲の危険がある為箸で当てる方が安心です。
体験談
私の場合、家で生後100日過ぎにパパとママと赤ちゃんの3人で行いました。
服装は普段着です。
仕出し割烹料理屋さんに、「男の子用お食い初めお祝い膳」をお願いしました。
料金は当時4800円くらいです。
※お食い初めに使うお祝い膳、パパとママはそこのお弁当を予約し一定料金を越えた為、配達料は無料でした。
家まで届けてもらい、食べ終わったら容器は回収してもらいました。
お祝い箸と歯固め石はセットでもらうことができます。
お祝い箸は今も使うことができ、歯固め石は記念に取っておいています。
当日届いたもの
全て仕出し屋さんが用意した為、私達は特に何も用意していません。
✓お祝い膳
- 焼鯛(尾頭付き)
- 赤飯
- 煮物
- お吸い物
- 酢の物(香の物)
- お造り(刺身)
- 梅干し
※全部が朱塗りの容器(レンタル)
✓お祝い箸
木のお箸ではなく、長く使うことができる子ども用(小さいサイズ)のお箸でした。
✓歯固め石
花の模様が描かれている、黒色の丸い小石でした。
お食い初めの流れ
ママが赤ちゃんを抱っこして、パパが食べる真似をしました。
「赤飯→お吸い物→赤飯→焼鯛→赤飯
→お吸い物→赤飯→煮物→赤飯→お吸い物
→焼鯛→赤飯→お造り→赤飯→お吸い物
→赤飯→酢の物→赤飯→お吸い物
→歯固めの儀式
→赤飯→お吸い物→赤飯
→梅干し→赤飯→お吸い物→赤飯」
歯固めの儀式は「丈夫な歯が生えますように」と祈りながらお祝い箸で石に触れ、そのお箸を赤ちゃんの歯茎にちょんちょんと当てました。
デジカメでビデオを撮りながら行い、記念に残しています!
※儀式はゆっくり行った為、途中で赤ちゃんはあくびをしていました(笑)。
儀式の後お祝い膳は、パパとママで美味しく頂きました。
まとめ
お食い初めの時期(生後100日頃)は、生後1ヵ月の時よりも少し育児に余裕ができる場合がある為、できるならやっておいた方が記念にもなりオススメです。
この時期にまとめて「お宮参り」をする方もいる為、参考にしてみてください。
必ずやらないといけないわけではありませんが、楽しみの一つとして覚えておくと良いかもしれません。
お店にお願いをすると、お金はかかりますが準備の手間がかからないのも嬉しいポイントです。
赤ちゃんの成長は早いもので、その時期にしか残せない姿を沢山撮っておくことをオススメします。
無理のない範囲で参考にしてもらえると嬉しいです。
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